我が家では今年12歳になるフレンチブルドッグを飼っています。
生後半年を過ぎた頃から身体を痒がるようになり、アレルギー症状が出始めました。
引っ切り無しに身体を掻くようになり、毛も抜け始め、皮膚も傷だらけで酷い状態でした。
病院に連れて行ったところ、やはり何らかのアレルギーだろうということで、
血液検査をしてみたところ、多くの食べ物や植物などにアレルギー反応が出ていました。
それまで食べさせていたドッグフードやおやつには、
アレルギーの原因である小麦やトウモロコシなどが含まれていたので、
それらを含まないフードを探して変更し、おやつも犬用のビスケットなどはやめて、
米粉でビスケット風のものを手作りして与えるようにしました。
病院から出された薬はステロイドの飲み薬だったのですが、
あまり大量に飲ませると肝臓に負担がかかるということで、
それと並行して減感作療法も始めました。
微量のアレルギー物質を注射し、徐々に免疫力を高めて行くという治療法なのですが、
これは一年以上続けても効果が無かったのでやめました。
その後、シクロスポリンという薬がアレルギーに効果があると聞いて飲ませていたのですが、
こちらも一年以上続けても効果が無かったうえに、副作用でお腹を下すことが度々あり、
見ていて可哀想だったのでやめることにしました。
結局、一番確実に効果があったのはステロイドだけでした。
肝臓への影響が心配なので、半年に一度は血液検査をして肝機能をチェックしていますが、
今のところ問題無いようなので飲ませ続けています。
ステロイドは副作用ばかりが注目され、あまり良くない薬のように言われることが多いのですが、我が家ではそのおかげで快適に暮らせているので、使い方次第だと思います。
フレンチブルドッグで12歳と言うと長寿の方だと思うので、
これからもステロイドと上手く付き合いつつ、もっと長生きしてもらいたいと思っています。